デートで感じた楽しさと不安
再び会ったのは、恵比寿の中華。
雰囲気はカジュアルで話しやすく、緊張感もほとんどなかった。
会話は自然に広がり、彼女はよく笑ってくれる。その笑顔を見ていると、こちらまで楽しい気分になる。
時間はあっという間に過ぎて、「やっぱり一緒にいると楽しいな」と素直に思えた。
ただ、デートが終わって帰宅しても、その日中にLINEは来なかった。
「自分だけが楽しいと思っていたのかもしれない」そんな不安が頭をよぎった。
翌日届いた言葉に救われた
次の日、彼女からメッセージが届いた。
「昨日は楽しかった!たくさん笑ったね」
その一言に、胸の奥のモヤモヤがすっと軽くなった。
前日の不安が嘘のように感じられて、「やっぱり彼女も同じ気持ちで過ごしてくれていたんだ」と安心した。
恋愛において、たった一言の言葉がこれほど大きな意味を持つんだと改めて実感した瞬間だった。
次回の予定で見えた歩み寄り
さらに驚いたのは、次の予定を決めるときだった。
彼女は多くの日程を候補に挙げてくれ、「場所はどこでも大丈夫だよ」と言ってくれた。
今までこちらが合わせることが多くて、どこか不公平さを感じていた自分にとって、その言葉は大きかった。
「会いたい」という気持ちが行動で伝わってきて、心が少し楽になった。
小さなことかもしれない。けれど、こういう歩み寄りがあるだけで関係はぐっと前向きになる。
「また会いたい」と思える気持ちが自然と湧いてきた。
それでも完全には消えないモヤモヤ
もちろん、不安や違和感がすべて解消されたわけじゃない。
会うたびに小さな引っかかりを覚えることもあるし、価値観の違いがふと顔を出すこともある。
でも、笑顔で過ごす時間がある限り「まだ見てみたい」と思える。
恋愛は理屈じゃなく、感情の積み重ねで進んでいくんだと感じる。
まとめ:希望とモヤモヤの間で
今回のデートで感じたのは、「不安はあるけれど、歩み寄りによって希望が見えてきた」ということだった。
最初の印象は良くて、会えば楽しい。けれど、不満や疑問も完全には消えない。
それでも相手が歩み寄ってくれる姿勢を見せてくれたことで、前回よりも一歩進んだ気がする。
次のデートでは、さらに距離が縮まるのか。それともまた新しいモヤモヤが出てくるのか。
恋の行方はまだ分からない。
でも、その曖昧さも含めて「今は続けてみたい」と思えている。
この先の展開は、また次のデートで見えてくるだろう。