はじめに
マッチングアプリを使っていると、写真だけではわからないことが多いですよね。その写真がどれだけ魅力的で可愛くても、実際に会うとギャップに驚くこともしばしば。初デートは期待に胸を膨らませて、いざ待ち合わせ場所に向かいますが、その期待が現実に変わる瞬間は本当に驚きの連続です。
今回はまさにそんな「ギャップに絶望」した初デートの体験をお話ししたいと思います。初めから最後まで、何一つうまくいかなかったそのデートについて、どうしてこんなに悪化してしまったのか、その原因を振り返りながら少しでもマッチングアプリでのデートにおける参考になればと思います。
期待から始まるデート
お相手はマッチングアプリで見かけた、写真が可愛らしく、プロフィールも魅力的な女性でした。写真では、おしゃれな服を着て、笑顔がとても素敵な彼女。その笑顔に惹かれて、何度かやり取りを重ね、いよいよ初デートを迎えることになりました。
15時に新宿のカフェ待ち合わせ。心の中で「今日は楽しんでもらおう!」と気合を入れていました。
「チェック柄のコートを着ている」と事前に聞いていたので、勝手に茶色の大人っぽいスタンドカラーコートを思い描きながらテンションが高まりつつ待ち合わせ場所に向かいました。

こんな感じの目の細かい茶色の大人っぽいコートを想像していました。
いざ、対面
そして、ついに待ち合わせ場所に到着。周りを見渡しても、なかなか彼女らしき人物が見当たらない。少し焦り始めたその瞬間、現れたのは予想とは全く違う姿の女性でした。
まず彼女の顔が想像よりも大きく、余白が多いように感じました。フクロウのような顔立ちで、正直驚きました。これは自分が悪いのですが、着ていたコートも予想していたものとは全く違いました。大人っぽいコートとは全くかけ離れた子供っぽい柄のチェスターコートでした。
正直その瞬間、テンションが地に落ちました。もちろん彼女が悪いわけではないですが、自分が想像していたイメージと違いすぎて悲しくなりました。

こんな感じの目の大きい白がベースの、水色とピンクのチェック柄でした。
さらに悪化するデート展開
さらにその後デートがどんどん悪化していくことになります。
まず驚いたのは、彼女が昼ご飯を食べてきていないということ。15時に待ち合わせをしていたのですがどうやら昼食を取らずに来たらしく、僕に「昼ご飯、奢ってくれるんですよね?」と無言の圧力をかけてきました。それに少し戸惑いながらもカフェに入ることに。
カフェの中に入ると、席を選ぶ段階でまた問題が発生しました。店内には2つの店舗が入っており、初めて会ったので会話が人に聞かれないような人の少ない場所を選んだのですが、彼女は「ここは嫌だ」と言い、さらに店の奥の席を選びたいと言い出しました。別の席を提案するもまた断られ、最終的に店の入り口から一番遠い席に座ることになりました。そのやり取りでかなり違和感を覚えました。
カフェにご飯を食べに来ているのではなく、恋人候補と会話をしに来ているんだよね?と。
まあいいかと席に座ったのですがテーブルにメニューはありませんでした。このお店はメニューをレジの前まで取りに行くスタイルで、一緒にメニューをとりに行こうとするとまたここでも彼女が「行きたくない」と言い始めました。
「じゃあ、先に見てきます?」と言うと、それも嫌だと言います。さらに「じゃあ、僕が先に行くので後から行きます?」と提案しても、それもダメ。「じゃあ写真でメニューを撮ってきます?」と提案してもまた嫌だと言います。もうこのやりとりが意味不明でどうしたら良いのか分からなくなりました。
注文もできずにしているうちに、彼女が「トイレに行きたいのを忘れていました」と言い、トイレに行きました。大きめの鞄を持っていたのですがそれも持って、脱いだコートも着て席を立ったのでそのまま席には戻ってこないんだろうなと思いました。
最終的な結末
正直その状態で席を立った瞬間に「あ、お帰りになられるんですね。ありがとうございます!」と思いました。自分もすぐに席を立って店を後にしました。一応アプリで「すみませんが、体調が悪くなったので帰ります」と言いその後ブロックしました。
出会って15分程度の会に帰りの電車賃すら払いたくない気分だったので、結局新宿から家まで6.5km程を1時間半かけて歩いて帰ることにしました
最初の期待は完全に裏切られ、ギャップに絶望してしまいました。やっぱり期待値は自分で上げておくとろくなことはないですね。
教訓と反省
今回のデートは失敗になりましたが、得るものもありました。お相手の写真やプロフィールだけで理想を作りすぎないことが大事だと痛感しました。そして期待値は高めではなく、低めで臨んだ方が精神的なダメージが少ない。
マッチンアプリをしていると勝手にこの人はこういう人なんだろうなと思ってしまうこともありますよね。それが良い方に上振れることもあれば悪い方に下振れることもあると思います。これはお相手どうのこうのではなく自分の問題なので期待値調整は上手くやっていきたいなと思いました。