出会いは、軽めのご飯デートから始まった
出会いはマッチングアプリ。
最初に会ったのは、お互いのアクセスが良いエリアで。
カジュアルなレストランで食事して、趣味や日常の話をしながら1〜2時間。
テンポも悪くなかったし、「また会いたいな」って素直に思える時間だった。
そこから、自然と次のデートの話になって、「次はどこ行こうか?」と。
この時点では、相手にも好感を持っていたし、自分としても期待していた。
2回目のデート:偶然のお祭りと夜の散歩
次のデートは水族館へ。
暑い日だったから屋内でゆったり過ごせたのはありがたかった。
そのあと偶然やっていたイベントでちょっとした夏祭り気分を味わい、
屋台で軽く食事して、最後は夜の街を歩きながら写真をたくさん撮った。
「なんか小旅行みたいだね〜」と彼女が笑ってて、たしかにいい時間だった。
3回目は人気のテーマ施設へ
次の週は、映画の世界を再現したような大型施設に行った。
彼女はその作品が大好きで、グッズを身につけてテンションも高め。
テーマに沿った展示や演出を楽しみながら、また写真をいっぱい撮った。
正直、ここまでは楽しいことが多かったし、「会えば楽しい」関係ではあったと思う。
でも、その次の週に予定が流れた
お盆休みの終わり、また会う予定があった。
「どこ行きたい?」って話になって、相手は「考えてみる」と言ってくれた。
でも結局、前日になっても具体的な提案はなく、こちらから聞いてみたら「特に行きたいところはない」という返信。お互いお盆は出かける予定が重なってゆっくりしたいとなり、その日の予定は無くなった。
責めるつもりはなかったし、無理に会うのも違うとは思ってた。
でも、「あれ、なんでいつもこっちが段取りしてるんだっけ?」とふと気づいた。
小さな違和感が積み重なっていた
振り返ってみると、毎回デートの場所を調べて提案していたのは自分だった。
相手は「行きたい」と言ってくれるけど、いつも受け身。
連絡も遅めで、テンポが合わないこともしばしば。
そして「顔がほんの少しだけ、タイプじゃなかった」ということ。
表情が可愛く見える瞬間もあるけど、テンションが上がりきらない。
それでも「悪くないな」と思ってたが、、
彼女のことを、嫌いではなかった。
話してて楽しいし、清潔感もある。見た目だって“悪くない”。
学歴や人柄でちゃんとした印象もあった。
でも、好きかどうかは別だった。
“安心感”と“ときめき”の間で揺れていた。
自分の感情に決着をつけた
3回のデートを経て、
「楽しいんだけど、ずっとは続かないかも」
そう思った瞬間に、そっと距離を置いた。
あえて「終わらせよう」と言わなくても、自然に会話が途切れて、フェードアウトした。
それで良かったと思ってる。
まとめ
条件が良くても、心が動かない恋はある。
恋愛って不思議で、
「いい子だし悪くないのに、なぜか続かない」ことってある。
条件じゃなく、感覚や相性、温度の違いがじわじわ効いてくる。
無理に続けるより、違和感を見過ごさずに向き合った自分を、ちょっとだけ褒めたい。
そして次は、“ときめきと安心が両立する人”に出会えたらいいなって思ってる。