あらすじ
千空が石化解除に至るまでの検証を繰り返した過去が描かれる。
一方で大樹と杠は千空の言葉を信じ、復活液を慎重に石化部分へとかける。すると、千空は息を吹き返し、奇跡の復活を遂げる。
この一連の出来事を通じて、石化が単なる拘束ではなく、「再生の力」を持つことが確信に変わった。
千空は、自分たちの戦いが新たな局面を迎えたことを悟り、大樹と杠に新たな役割を与え、二手に分かれることを決意する。
- 大樹と杠は司の勢力に潜入し、情報を集める
- 千空は新たな仲間を探し、科学王国を築くために動く
こうして、「科学王国 vs 司帝国」という二つの勢力が明確に分かれ、物語は本格的な対立へと進んでいく——。
見どころ
(1) 石化解除の法則へ迫る
千空が石化から復活後、自分だけで出来ることに限界感じる。そこで大樹を復活させるために自分の石化解除を分析し始める。そしてある物に辿り着き、検証を繰り返す。
(2) 千空復活!石化の驚異的な力
司の攻撃によって倒れた千空。しかし、石化の回復能力を利用することで、奇跡の復活を遂げる。
「石化が細胞を再生する能力を持つ」ことが示唆され、これが今後の科学の発展に大きく影響を与える可能性がある。
(3) 大樹と杠の新たな使命
大樹と杠は司帝国でスパイ、千空は仲間を集めて科学革命軍。二手に分かれて戦うことになる。さらに杠には千空から謎のミッションが与えられる。千空は科学の王国を立ち上げることを決意する。これにより物語の大きな対立構造が確立され、これまでのサバイバルから本格的な国づくりへと発展していく。
名言ピックアップ
千空:「今 俺の前に 前人未到 新作の科学がある」
大樹の石化を解くために、石化解除の規則性を考えている際に出てきた言葉。全人類とツバメだけが石化するというファンタジーの世界でも、千空はワクワクしながら解決策を見いだす。
大樹・千空:「信じて いくらでも待つぞ!」「お前がいなきゃ…(大樹)」「テメーがいなきゃ…(千空)」「ダメなんだ!」
千空が大樹を石化解除するために奔走していた時の感情(過去)と、大樹が千空を死から復活させようとする感情(現在)が重なった時の言葉。お互いに欠かせない存在であることが描かれている。
千空:「死ぬほど時間はかかるが100億%助けてやる」
大木の下敷きになっている人を見つけて千空は咄嗟にどう助けるかを考える。その人の体の状態次第でリスクを取った救助か、安全な救助を選ぶことになるが、安全な方を取れる時にはどうあっても助けられるという自信が現れた言葉。
科学的要素の解説
(1) 石化の回復力と細胞再生
- 石化が解除される際に、損傷した細胞が回復する可能性が示唆される。
- これにより、石化現象は「単なる拘束」ではなく、医療的な価値を持つ可能性がある。
- もしこの力を応用できれば、傷や病気の治療にも利用できるかもしれない。
(2) 脳のカロリー消費と千空の集中力
- 人間の脳は体重の約2%しかないのに、1日300〜500kcalも消費する。
- E=mc2(エネルギーとブツは等価交換)の法則を思い出した千空。
- 脳を動かすために、石の何かを消費したと考えるが一体何を消費していたのか…
(3) 滑車
- 千空が大木の下敷きになっている人を助けるために即興で作った。
- 紀元前数百年にアルキメデスが発明。
- 重いものを軽く持ち上げられる仕組みで、必要な力は半分で済む。
こんな人におすすめ!
- 千空の復活劇を楽しみたい人
- 科学王国 vs 司帝国の対立構造にワクワクする人
- 科学的な技術がどのように発展していくか興味がある人
まとめ
第6話では、千空が奇跡の復活を遂げ、科学王国と司帝国という二大勢力の構想が明確になった。
新たな仲間を求める千空の旅が始まり、大樹と杠は司帝国に潜入。物語はますます面白くなっていく!
次回、第7話では、千空が科学王国の基盤を築くため、新たな文明の第一歩を踏み出す──!