1回目デート:笑顔が印象的だった
初めて会ったのは夏の夜、カジュアルなバルでの食事。
プロフィール写真より少しがっしりした体型で、声は低め。第一印象は「思ったより迫力あるな」だったけど、すぐにその印象は和らいだ。
というのも、彼女はとにかくよく笑う人だったから。
旅行の話題になったとき、「スペインに行ってからスペイン料理にハマってる」と楽しそうに話してくれた。
今は都内の寮に住んでいることも教えてくれて、自然と距離が近づいたように感じた。
「アプリで会うのは初めて」と聞いたときは、ちょっとした特別感があって嬉しかった。
2回目デート:信頼されているような気分に
次に会ったのは居酒屋。
会計のときに彼女がしっかり半分を出してくれて、その自然さに好感を持った。
会話の中では仕事の愚痴や医療現場の裏事情を打ち明けてくれ、「信頼されてるのかな」と思った。
恋愛経験は少ないらしく、純粋なところも感じられた。
子どもの頃に見ていたアニメの話で盛り上がったりして、居心地は悪くない。
このときは「また会いたい」と素直に思えた。
3回目以降:積み重なるモヤモヤ
ただ、会うたびに気になることも増えていった。
会う場所はいつも彼女の近く。こちらが合わせるのが当然のようになっていて、少し不公平に感じた。
さらに次に会う予定の日、彼女から「次の日が早いから早めに解散で」と言われた。
もちろん事情は分かるけれど、「なんでいつも自分が調整する側なんだろう」という気持ちが強くなって、思わず「じゃあ別日にしよう」と返してしまった。
その後はやり取りが止まった。
予想外の復活
しばらくして、彼女から「久しぶり!」と連絡が来た。
正直ちょっと驚いたし、嬉しかった。連絡を取っていなかった時の旅行の話をしたりして、自然にまた会う流れに戻った。
今度は餃子のお店に行こうと決めて、僕が予約を進めた。ところが、彼女の返信が遅くて予約が埋まってしまった。
「ごめん」と一言はあったけれど、代替案は出てこない。
その瞬間、またモヤモヤが募った。「本当に会いたい気持ちがあるなら、もう少し歩み寄ってくれてもいいのに」と。
まだ続いているけれど
それでも、彼女とのやり取りは途切れていない。
笑顔で会話を楽しめる時間があるからこそ、完全に切る気にはなれない。
ただ、モヤモヤを抱えたまま続けても、いずれ同じことでつまずくんじゃないかという不安もある。
まとめ:この先はまだ分からない
最初の印象は良かったし、会うと楽しいのも事実。
でも、小さな不満が積み重なっているのも確かで、自分の中で「期待」と「疑問」が混ざり合っている。
次の食事でどうなるのか。
また笑って過ごせるのか、それともモヤモヤが決定打になるのか。
正直、自分でもまだ分からない。