アニメ

Dr.STONE シーズン1 第11話|スイカの笑顔とガラスの誕生 ─科学王国を支える“腕”の登場!

Dr.STONE_S1_Ep11、CLEAR WORLD

あらすじ

科学王国は次なるステージへ──。
千空たちは化学の本格的な実験に向けて、「薬品に耐える器具=ガラス」の製造に挑むことに。ガラスこそ、あらゆる薬品に耐え、実験に欠かせない素材であり、化学の扉を開く鍵となるのだ。

その過程で、スイカの“ボヤボヤ病”が視力の問題=近視であることが判明。千空は新たな目的としてメガネ作りにも挑戦することになる。
また、ガラス職人として「超技巧派おじさん」ことカセキが仲間に加わり、科学王国に欠かせない戦力が揃い始める。

さらに、メカ千空によって科学王国MAPも明かされ、これまで築き上げてきた拠点の数々が一望に──。

見どころ

(1) スイカの素顔とボヤボヤ病

いつもスイカをかぶっている少女・スイカ。その理由は「遠くがぼやけて見える=ボヤボヤ病」にあった。
千空がその正体を“近視”と見抜き、ガラス作りの応用でメガネを作ってあげることに。
スイカの「見える世界」が変わる感動の瞬間は、科学の力が“誰かの人生を変える”というテーマを強く印象づける。

(2) ガラス作り始動!職人カセキの登場

化学の実験に欠かせない耐薬品容器を作るため、千空たちは砂(珪砂)からガラスを製造するプロジェクトを開始。
千空達が悪戦苦闘している中、クロムが連れてきたのが、村の職人カセキ。ガラス加工を見てうずうずしていた彼は、「ワシにやらせろ!」と加入。
科学と職人技が融合する、熱い瞬間が描かれる。

(3) メカ千空による科学王国MAPの紹介!

メカ千空が紹介する科学王国の拠点MAPが登場。
猫じゃらしラーメン本舗、製鉄所、腕力発電所、訓練場、ガラス工房など、地図で一気に科学王国の勢力が可視化される。
今後の科学発展に期待が高まる演出だ。

名言ピックアップ

千空:「それは病気じゃねえ 欠陥でもねえ」

スイカの視力を見抜いた千空の言葉。スイカがずっと悩んできたものは科学の力でなんの欠点にもならないし、自分がそうさせないという思いが詰まった男らしさと優しさが溢れるセリフ。

金狼:「言い訳は大の男のすることではない 誰にも言うなよ 銀狼」

コハクとの特訓でうまく間合いが掴めず、「やはりだ なぜ 最後が浅い! 金狼 君の悪癖だぞ」と指摘される。実は金狼もボヤボヤ病だったのだ。それでも言い訳はしないという金狼の男らしさが描かれている。

カセキ:「ワシにやらせろ」

千空たちが不器用な手つきでガラス細工に悪戦苦闘している様子を見て、職人気質のカセキはついに我慢の限界に。ガラスという素材に心を惹かれ、満を持して名乗りを上げる。黙々と技を磨いてきた職人としての誇りと情熱が詰まったセリフ。科学と職人技がここでつながり、科学王国に新たな力が加わる瞬間だ。

科学的要素の解説

(1) ガラス作り(珪砂→ガラス)

  • 砂(珪砂)を高温で溶かすことで、ガラスを作る。ガラスは多くの薬品に耐性があり、化学実験に必須の素材。
  • 千空は「薬品を扱える器具」を得るため、まずガラス作りから着手。これが“化学文明”への第一歩となる。

(2) モース硬度

  • 鉱物の硬さを10段階で表す尺度。
  • 例えば、ダイヤモンドはモース硬度10で最硬、コランダムは9、ガラスは6くらいになる。
  • この知識をもとに、ガラス作りでは使用する素材や研磨方法を判断。
  • 千空たちの選ぶ素材には、硬度や耐熱性などの科学的な選定基準が活かされている。

(3) メガネ(クリスタルガラス)

  • 作られたガラスから、透明度の高いレンズを削り出し、スイカ用のメガネを製作。
  • 視力補正のためのレンズ工作が、科学の応用力として描かれる。

こんな人におすすめ!

  • スイカの素顔や「ボヤボヤ病」の謎が気になる人
  • ガラス作りやメガネの製作など、科学の応用がどう描かれるのか興味がある人
  • 職人カセキのような“無骨で熱いオッサン”キャラが好きな人
  • 科学王国がどんどん拡張されていくワクワク感を味わいたい人

まとめ

第11話では、スイカの“ボヤボヤ病”とガラス作りを通じて、「科学が誰かの人生を変える」瞬間が描かれた。

新キャラ・カセキの登場により、技術力という新たな武器を得た科学王国。科学王国MAPも紹介され、いよいよ国としての基盤が整い始める。

次回、第12話では、命がけの“硫酸採取”に挑む!千空とクロム、2人の友情にも注目──!