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Dr.STONE シーズン1 第9話|3700年ぶりの灯!電気と仲間を手に入れろ

Dr.STONE_S1_Ep9、この手に科学の灯を

あらすじ

仲間を集め、電気を生み出す!科学王国の次なる挑戦

村人たちを味方につけるため、千空たちは「猫じゃらしラーメン」を振る舞い、まずは胃袋から信頼を勝ち取っていく。そんな中、司帝国からの刺客・あさぎりゲンが登場し、千空の動向を探り始める。

一方、千空たちは“科学の次の一手”として、ついに電気の開発に着手。
避雷針で雷を誘導してハイパワー磁石を得るというダイナミックな手法で、3700年ぶりの灯り=白熱電球の点灯に成功する。

科学王国に灯がともった今、ゲンはどちらの陣営に加わるのか──。物語は新たな局面を迎える!

見どころ

(1) 猫じゃらしラーメンと、労働力の確保

労働力の確保のために、まずは“食”で勝負。スイカのリサーチをもとに、千空は村人たちが喜ぶ新メニュー「猫じゃらしラーメン」を開発。
食材の乏しいストーンワールドでありながら、工夫を凝らしたラーメンは村人たちの心を掴み、千空たちへの協力体制がじわじわと広がっていく。

(2) 新キャラ・ゲン 登場

司帝国から送り込まれたあさぎりゲンは、マジシャンで心理戦に長けた男。
表向きは気さくで飄々としているが、その本心は読みづらい。彼の言動は、千空たちにとってチャンスなのか、それとも最大のピンチとなるのか──。

(3) 電気が爆誕!

電気のない世界に、千空は磁石と雷という自然エネルギーを利用して、ついに発電に成功する。
雷を避雷針で誘導し、導線に流すという大技によって、白熱電球を点灯させた瞬間は、まさに文明の灯火が戻る歴史的な一歩となる。

名言ピックアップ

ゲン:「戦争より花でしょ」

戦うよりも、楽しく平和に生きたい──。ゲンのこの言葉には、戦力の均衡と彼の打算的な本心がにじむ。だが、どこか人間らしくもあり、司帝国と科学王国の間で揺れる“中立”の象徴でもある。

千空:「降りてきたぜ 電気の神が」

ついに雷の力を利用して発電に成功した瞬間のひと言。
神のような自然の力を“科学”によって使いこなしたという達成感とロマンが詰まったセリフだ。

千空:「3700年ぶりに照らす科学の灯(ひ)だ」

白熱電球が光った瞬間、千空が静かに言い放つこのセリフには、人類の知の系譜が再び動き出したという重みがこもっている。科学の火がともり、いよいよ文明再建が本格化する。

科学的要素の解説

(1) かなみりでの磁石作り

磁石は、鉄のかけら(かなみり)を繰り返しこすることで作ることができる。
これは“磁化”という現象で、一定方向に摩擦を加えることで分子の向きが揃い、磁力を帯びる仕組み。ストーンワールドでも再現可能な、手作り発電の第一歩。

(2) 避雷針

雷のエネルギーをコントロールするために、千空は避雷針を設置。
高い位置に導電性のある金属を立て、地面とつなげることで、雷を安全に誘導し、電気として利用する。ベンジャミン・フランクリンの実験にも通じる、歴史的な原理だ。

(3) 白熱電球の発明

炭素(木を焼いたスス)をフィラメントとしてガラスで覆い、空気を抜いた状態で通電することで発光させる白熱電球。
発電・加工・封入と高度な技術が要求されるが、これに成功した瞬間こそが、人類が“夜を制した瞬間”でもある。

こんな人におすすめ!

  • 食や発明で人の心をつかむ展開が好きな人
  • あさぎりゲンのようなクセのある新キャラが気になる人
  • 磁石・雷・電球など、身近な科学がどうやって再現されていくのかを知りたい人
  • 文明の光が灯る瞬間を、物語として体感したい人

まとめ

第9話では、ついに千空が科学王国に“光”をもたらす。
猫じゃらしラーメンで村人たちとの関係を深め、電気の発明という大きな一歩を踏み出した千空たち。

一方で現れたのは司帝国からの刺客・ゲン。彼の登場により、科学王国と司帝国の対立がより明確になっていく。

科学が仲間を呼び、光が希望を灯す。文明再建は、いよいよ次のステージへ!

次回、第10話では、“化学の結晶”とも言えるガラス作りに挑む──